土地の液状化ってなに?住宅にできる災害対策を解説 | ミタス・カンパニー

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土地の液状化ってなに?住宅にできる災害対策を解説

  • 2021/09/01

東日本大震災で、土地の液状化現象が起こったことを記憶している方も多いのではないでしょうか。

家を建てるなら、万が一の災害にも備えておきたいものですね。

液状化現象は、埋立地だけでなく内陸の土地でも起こる可能性があります。

けれど、液状化現象について詳しく説明できる人は少ないかもしれません。

今回の記事では、土地の液状化とはどんな現象なのか、液状化に強い家にするには、どんな対策があるのかを詳しく解説していきます。

土地の液状化ってなに?

土地の液状化とは、住宅を建てる際に基礎となる地盤が液体状になってしまう現象です。

液状化が起こりやすいのは、砂が堆積してできた土地ですが、海岸の近くや埋立地だけではありません。

沼や湿地帯を埋め立てた、内陸の土地でも起こる可能性があります。

堆積した砂の地盤に、地震による振動が起こると、砂同士の接触する力が弱まっていきます。

すると、地盤が地下水で満たされ、土壌が水に浮いたような状態に。

このような液状化現象では、建物が傾斜する、地盤沈下が起こるといったように住宅被害が大きくなります。

土地の液状化による被害から家を守るための対策

では、土地の液状化から住宅を守るために、できることはあるのでしょうか。

ここからは具体的な対策方法を紹介していきましょう。

  1. ハザードマップを調べる
  2. 土地の地盤調査をする
  3. 地盤改良工事をする
  4. 住宅の基礎構造を検討する

まずは、検討している土地のハザードマップで、液状化被害が起こる可能性があるかを確認しましょう。

ハザードマップとは、洪水や土砂災害などの災害情報が分かる地図のことで、国土交通省や自治体のホームページで公開されています。

次に、土地を購入して住宅を建てる前には、必ず地盤調査を行いましょう。

一般的なのは、スウェーデンサウンディング方式という地盤調査方法です。

地盤調査で、液状化の可能性がある地盤だと分かった場合は、地盤改良工事を行います。

地盤改良工事には、表層の土をセメント系固化剤と混ぜて強固にする方法や、鋼管杭を地盤に打ち込む方法がありますよ。

最後に、住宅に施す対策としては基礎構造を検討しましょう。

基礎をベタ基礎にすると、建物の荷重が地盤に集中するのを防ぎ、液状化の被害を小さくできます。

土地の液状化に強い家は専門家に相談してみよう

家を建てる前に、液状化の対策が必要かどうか判断するには、専門家に相談するのが一番です。

地盤調査の結果報告書には、専門用語が並び、正しく理解するのが難しいもの。

また、地盤改良が必要である場合も、ケースバイケースで最善の地盤改良方法が異なります。

最適な対策方法を行っていくためには、土地の状況を専門家の知識を借りながら決めていくことをおすすめします。

まとめ

土地の液状化とは、砂が堆積してできた地盤が、地震の振動により地下水につかり、土が液体のようになる状態をいいます。

土地が液状化してしまうと、住宅が傾く、地盤沈下が起こるといった被害が起こります。

液状化の被害を未然に防ぐために、土地の地盤調査をし改良工事を行うなどの施策を講じていきましょう。

液状化の対策については専門的な知識が必要です。

地盤調査や土地改良についても相談できる、住宅建築のプロと一緒に注文住宅を建てませんか?

 

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