防火地域・準防火地域にはどんな家が建てられるの?建物にかかる制限を知っておこう | ミタス・カンパニー

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防火地域・準防火地域にはどんな家が建てられるの?建物にかかる制限を知っておこう

  • 2021/08/25

マイホームの土地情報を探していると、防火地域や準防火地域といった言葉をを目にすることがあります。

「防火地域、準防火地域って何?」

「防火地域や準防火地域には、どんな家が建てられるの?」

といった疑問はありませんか。

今回は、防火地域・準防火地域とは何か、また、防火地域・準防火地域に家を建てる際の制限について詳しく解説していきます。

防火地域・準防火地域とは

駅の周辺や、商業施設が立ち並ぶ建物密集地では、一度火災が起こってしまうと燃え広がりやすく、火災被害が大きくなりかねません。

そのため、火災の危険性が高いエリアは、都市計画法で「防火地域」に定められています。

また、消防車や救急車など緊急車両が通る幹線道路の脇も、防火地域に指定されます。

防火地域に建物を建てるときは、延焼に耐えうる性能を持つ、耐火建築物または準耐火建築物でなければなりません。

そして、防火地域を囲むように指定されているのが「準防火地域」というエリアです。

準防火地域も、一定の基準を満たす耐火性能を備えた建築物でなければ建てられません。

防火地域・準防火地域の制限とは

防火地域や準防火地域に家を建てるときには、構造や性能に制限がかかります。

木造建築は、外壁や軒裏、開口部に一定の防火措置を講じなければなりません。

例えば、開口部には、燃えにくい防火戸や、網入りガラスのサッシなどを使います。

また、火災が起こった際の避難経路も確保する必要があるため、バルコニーなどの出入り口の設置が義務付けられています。

ここまでの話で、防火地域や準防火地域に家を建てると、多くの制限がかかるため、自由度が低くデメリットばかりが目につくかもしれません。

けれど、家の耐火性能を高めることは、住宅自体の火災被害だけでなく、同時に近隣の住宅へ火災が広がることも防ぎます。

火災の被害を最小限に抑え、安心して暮らすためにも、建築基準法に適合した建物を建てることは大切です。

防火地域・準防火地域に家を建てるなら専門家に相談しよう

新居を建てる際には、家を建てる土地が防火地域や準防火地域の制限を受けるかどうかを確認しましょう。

土地の区分は、各自治体の都市計画情報で調べられます。

とはいえ、基準には緩和措置もあり、建築関連法案を熟知していなければ、正しい判断は難しいもの。

防火性能・耐火性能を持つ家を建てるには、専門家と相談しながら仕様を決めていきましょう。

まとめ

火災の被害が大きくなりやすい、駅前などの建物密集地は、防火地域や準防火地域に定められています。

防火地域・準防火地域に家を建てる際は、建物の耐火性能を高め、避難経路を確保するなど技術的な基準を満たす必要があります。

建物にかかる制限を理解して、周囲への延焼被害を最小限に抑えられる家を建てましょう。

建物の耐火性能について、細かい部分まで相談できる住宅建築のプロと一緒に、注文住宅を建てませんか?

 

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