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火災保険の時価と新価とは?保険料の決まり方を知って自分にあった保険を選ぼう

  • 2021/08/07

家を新築して火災保険に加入するときは、建物の評価額が算出されます。

建物の評価額の決まり方や、保険料金がどうやって決まるかまで詳しく説明できる人は少ないかもしれません。

「時価と新価(再調達価額)ってなに?火災保険料は、どうやって決まるの?」

といった疑問をお持ちの方も多いことでしょう。

今回の記事では、火災保険の時価と新価(再調達価額)の違い、保険料はどうやって決まるのかを解説していきます。

火災保険の時価と新価って?

 

火災保険の保険価格には、大きく分けて「時価」と「新価(再調達価額)」の2通りの考え方があります。

時価……新築時の価格から、経年による減価分を差し引いた時価額

新価(再調達価額)……新築時と同等の家を建て直す費用

例えば、20年前に2,000万円で建てた家があったとしましょう。

火災や自然災害で建て替えが必要になった場合、時価では経過年数による価格の減少と、消耗1,000万円分を差し引いた現在の価格、1,500万円の補償を受けられます。

新価(再調達価額)では、今、同等の家を新築するのに必要な価格として、物価上昇の分も加味され、2,500万円の保険金額を受け取ることに。

このように、自分の持ち出し金額がなく、家を建て替えられるため新価(再調達価額)での契約をおすすめします。

10年以上前の古い火災保険では、時価契約の商品が多く見られましたが、現在では新価(再調達価額)での契約が主流です。

火災保険料はどうやって決まるの?

火災保険の保険料金は、住宅の所在地や建物の構造種別、床面積などから算出されます。

保険料は鉄骨より木造の方が燃えやすいため、高額になる場合が多いでしょう。

また、補償の範囲を広くすると、その分だけ保険料は高くなるため、範囲を狭くするのも一つの手です。

例えば、近くに氾濫する危険性がある河川はなかったとしましょう。

その場合は、火災は満額補償にするけれど、水災のリスクが低い地域だから補償額を減額するなど、調整して保険料を軽減できます。

自治体のホームページで確認できるハザードマップを確認すると、判断がつきやすくなります。

また、保険料をまとめ払いしたり、保険期間を長期にしたりすると、保険料が安くなる場合があるので、確認してみると良いですね。

火災保険のことなら住宅の専門家に相談してみよう

保険料の支払いや保険金の仕組みを理解すると、自分にあった火災保険に加入できます。

火災保険の保険料査定額には、建物の床面積や構造種別なども関わり、保険料の決まり方は極めて複雑といえます。

「思っていたよりも保険料が高くなった。こんな補償は必要なかった。」とならないように、保険を選ぶときには専門家に相談しながら進めましょう。

まとめ

火災保険でいう時価とは、新築時の価格より経過年数の消耗分を差し引いた価格です。

新価(再調達価額)は、新築と同等の建物を建てる場合にかかる価格です。

火災保険料は、建物の構造や立地、床面積の違いによって算出される金額が変わります。

また、補償の範囲の選び方によって、保険料にも差が出るもの。

火災保険を選ぶときには、土地の状況や災害のリスクなど専門的な知識が必要になるため、専門家に相談しながら決めることをおすすめします。

火災保険のことも相談できる、住宅建築の経験を豊富に持つプロと一緒に注文住宅を建てませんか?

 

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