廊下の幅員はどれくらいが良い?失敗しない家づくりを目指そう
- 2021/07/19
新築住宅の間取りをみていると、一見、廊下が狭そうにみえることはありませんか。
家を建ててから「家の廊下が狭くて、家族同士がすれ違えない」と不便を感じないためにも、廊下の幅を十分に確認しておくことをすすめします。
今回の記事では、住宅に必要な廊下の幅寸法を解説していきます。
廊下の幅員の最低寸法ってどのくらい?
人がすれ違うのに最低限、必要な幅員は78cmといわれます。
幅員(ふくいん)とは、幅のことです。
建築会社やハウスメーカーの間取りをよく確認し、廊下の幅が78cm以下の設計プランは避けましょう。
廊下が狭いと、困るのは日常生活の人の往来だけではありません。
洗濯機や冷蔵庫の買い替え、ソファーなど大型家具の搬入のときにも苦労します。
また、床面積に余裕がある大きな家や、体格の大きい家族がいるご家庭では100cm(1m)くらいの幅が最適です。
限られた床面積の中で、廊下を広くするのはもったいなく感じるかもしれませんが、使い勝手は格段にアップします。
また、介護の必要性が予想される場合は、90~104cm程度のゆったりした幅員をとりましょう。
次の項からは、介護に関した廊下幅の説明をしていきます。
車いすでも通れる廊下の幅員は?
車いすでも通れる幅員は、有効幅85cm以上が望ましいといわれます。
85cmは、住宅性能評価位制度の高齢者等配慮対策等級で、車いすでも通れる幅員として定められている寸法です。
玄関やトイレ、浴室などの入り口を、車いすでスムーズに移動できないと、介護する人も苦労します。
また、要介護の家族がいる家の廊下の幅員は、手すりや建具幅の設計も重要です。
廊下の幅員は住宅の専門家に相談しよう
マイホームを設計する際には、廊下の幅員も綿密に打ち合わせしましょう。
廊下の寸法だけではなく、置く予定の家具も想定しておくとイメージとの違いが出にくくなります。
廊下の幅は、ハウスメーカーによっても差があり、明確な決まりはありません。
建築基準法でも、200平米を超える大きな住宅であれば廊下幅の規定はありますが、ほとんどの戸建て住宅は当てはまりません。
廊下の幅の設計は間取りにも大きく影響するため、家全体のプランとの兼ね合いを考慮する必要があります。
間取りの専門知識が必要になるため、住宅の専門家と一緒に打ち合わせを進めていくと良いでしょう。
まとめ
住宅の廊下幅は、78cm以上の広さを確保しましょう。
体格の大きな家族がいる場合や、床面積に余裕がある場合は、100cmくらいとることをおすすめします。
廊下の幅は、家族の人数や体格、予算に合わせて決めると良いでしょう。
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