階段の費用は?マイホームを建てるなら知っておきたい階段の種類
- 2021/07/04
二階建てのマイホームを建てるときに、必ず必要になる階段。
階段は、どれくらい費用がかかるのか考えたことがありますか?
意外と盲点になりがちな階段の設置に必要な費用は、どんな種類を選ぶかによって異なります。
今回の記事では、階段にかかる費用と、階段の種類を解説していきます。
マイホームを建てるときに、階段の選び方で迷った方はご覧ください。
階段の費用と種類
階段や手すりにかかる費用の平均的な相場は、15万〜100万程度といわれています。
階段は、形状によって使い勝手が異なります。
まず、どんな形でどんなデザインを選ぶかが重要です。
代表的な形状
階段の形状には、直階段、かね折れ階段、折り返し階段、らせん階段があります。
階段の形によって名前が決まっています。
それぞれ紹介していきましょう。
直階段
1階からまっすぐ2階に上がる形状の直階段。
踊り場がなく、構成部材が少ないため、一番安い階段だといえます。
階段スペースを広く取らなくて済むというメリットがある一方で、足を滑らせると下の階まで止まらず落ちてしまう可能性もあり、安全性の面で避ける方もいます。
かね折れ階段
階段の途中で90度に曲がったL字型の階段が、かね折れ階段です。
踊り場があるので、途中で転倒しても一気に落ちることがないため、安全性が高いという特長があります。
2階建て住居によくみられる形状で、省スペースでも取り付けられるため、よく選ばれている階段形状です。
折り返し階段
階段の途中で、180度曲がったU字型の階段が、折り返し階段です。
かね折れ階段によく似た形状で、安全性の高い階段です。
直階段よりも階段スペースは取られますが、踊り場も段をつけると段数が増え、勾配を緩くつくることもできます。
らせん階段
筒形の階段で、ぐるっと円の形で上り下りする階段がらせん階段。
デザイン性が高く、リビングに取り付ければ見栄えの良いシンボルになるでしょう。
見た目の美しさはありますが、一方で価格が高いのが特長です。
蹴込のデザイン
階段の垂直になっている部分、つま先にある部材を蹴込(けこみ)といいいます。
蹴込をどんなデザインにするかによって印象が大きく異なります。
ボックス階段
ボックス階段とは、壁と階段部材で構成された、ごく一般的な階段です。
壁に、1階から2階まで続く手すりを取り付けることが多いでしょう。
掃除もしやすく、階段下収納を取り付けることもできるので利便性が高いのが特長です。
また、直階段、折り返し階段など、対応できる幅も広く、施工費用もあまりかかりません。
凝ったデザインにはせず、階段費用を抑えたい方に向いています。
スケルトン階段
スケルトン階段と言われる、階段の踏面と骨組みだけで作られている階段。
デザイン性が高く若い世代を中心に人気がありますが、金額も高い傾向にあります。
解放感があり、空間を広く見せることができるでしょう。
子育て世帯のご家族で、スケルトン階段を付ける際には、小さな子供が落ちないよう配慮が必要です。
低い位置にも手すりを取り付ける、または縦桟の細かい手すりを選ぶなどして、安全に十分に配慮しましょう。
階段の2階の床の要注意
階段選びで注意すべきポイントは、2階の床とのとりあいです。
1階と2階をつなぐ階段は、どちらかの階の床の色にあわせると違いが出ます。
階段の一番上の板を上段框(じょうだんかまち)といいます。
上段框は、上階の床と違う色を使ってメリハリを付けることができる一方で、床と階段の色の違いが目立つ、気になるというトラブルが生じることもあります。
1階と2階の床の色を変えた方は、施工する前に上段框について相談すると良いでしょう。
階段選びは専門家に相談してみよう
階段を選ぶ時には、間取りも大きく影響します。
玄関、リビングに配置する場合などによっても適切な階段は異なります。
費用面も検討する余地はありますが、間取りとの兼ね合いを考慮して階段形状を選びましょう。
間取りに最適な階段を選ぶには、建築の専門的な知識が必要となるため、住宅の専門家に相談してみると良いでしょう。
まとめ
階段は、デザインと種類の選び方によって使い勝手や費用が異なります。
家族の人数や、年齢によって、ご自身にあった最適な階段を選ぶことをおすすめします。
お気に入りの階段を選んで、安全で心地よく過ごせるマイホームを実現しましょう。
階段の種類も細かく打ち合わせできる、プロと一緒に注文住宅を建てませんか?
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!