ダブル発電は本当にお得?メリット・デメリットを紹介
- 2021/04/15
住宅購入の際に、太陽光発電を検討していて「ダブル発電」にするかどうかで悩む方も多いことでしょう。
「ダブル発電」とは、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の標準設備である太陽光発電設備にプラスして、エネファームや蓄電池など他の発電設備を導入することです。
ダブル発電をすると、発電量は増えますが本当にお得になるのでしょうか?
今回の記事では、ダブル発電とは何なのか、メリット・デメリットはあるのかを紹介していきます。
太陽光発電の導入を検討している方は、ぜひご覧ください。
ダブル発電って?
太陽光発電設備をつける場合、2つの選択肢があります。
- 発電設備を太陽光発電のみにする「シングル発電」
- 風力発電やエネファーム(燃料電池)など他の設備と組み合わせる「ダブル発電」
この「ダブル発電」には、エネルギーを作るエネファーム、エコキュートの他にも、エネルギーをためる住宅用蓄電池や電気自動車への蓄電も該当します。
ダブル発電のメリット・デメリット
創エネルギーや蓄エネルギーの設置、一見、ダブル発電にはメリットが多いように見えますが、実際のところはどうなのでしょう。
ここからはダブル発電のメリット・デメリットについて詳しく紹介していきます。
メリット①エネファームと太陽光発電がお互いに補い合う
太陽光発電とエネファームのダブル発電の場合、太陽光発電が発電できない時間帯でもエネファームが発電できるようになります。
太陽光発電は昼間太陽の出ている時間帯、エネファームは電力使用量の増える夜間に発電するという相補的な使い方が可能です。
メリット②エネファームが間接的に売電に貢献する
こちらも太陽光発電とエネファームのダブル発電の場合です。
エネファームで作った電気は売電できませんが、昼間に太陽光発電と同時に稼働することで、太陽光発電で作った電気の売電量を増やすことができます。
エネファームで作った電気を家庭で使う電気にあてるので、太陽光発電からの消費電力が減り、結果的に売電量が増えるでしょう。
つまりエネファームも間接的に売電に貢献することになります。
メリット③蓄電池で効率的に電気を使える
太陽光発電と蓄電池を導入する場合、昼間に太陽光発電で作った電気を蓄電し、使用量の多い夜間に蓄電池の電気を使用するといった効率的な使い方ができます。
そのため、使用電力量を減らすことが可能です。
デメリット①売電価格は変動する
2021年現在、ダブル発電でもシングル発電でも売電価格は変わりません。
1kWあたりの売電価格は通常21円(2020年度、10kW未満・出力制御対応機器設置義務なしの場合)となっています。
しかし2018年まではダブル発電の方が2割ほど安くなっていました。
このように、かつては売電価格が下がっていたダブル発電、価格の変動に着目していく必要があります。
参考:FIT制度における2020年度の買取価格・賦課金単価等を決定しました・経済産業省HP
デメリット②設置費用がかかる
太陽光発電のみを搭載する場合より、エネファームや蓄電池の導入で初期費用が高くなります。
設置後の売電価格は上がりますが、太陽光発電に加えてエネファーム、蓄電池の設備投資は安くはありません。
ダブル発電を検討するなら
売電価格の変動や制度の改定など、最新の情報を確認するのは個人ではなかなか難しいものです。
また、住宅の形によって、搭載できる太陽光発電のKw数も変わります。
注文住宅で太陽光発電を検討するなら、長年の経験を持つプロに相談してみましょう!
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!