現代住宅の代表床材である「フローリング」無垢材の防虫は必要?
- 2021/03/17
フローリングの質は何で決まるのか?
靴を脱ぐ日本では、床材がとても重要視されています。
日本ならではの畳から、代表的なフローリングなど、毎日触れる床材の質にはこだわりたいところです。
しかし、フローリングの質を測る指標は意外に多くあり、人によって重視するものは変わります。
足ざわりや踏み心地、温度感や硬さ、など挙げだしたらきりがなさそうですね。
では、一般的にはどのようなフローリングが人気なのでしょうか?
今回は、快適なフローリングとはなにか、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
フローリングの種類
フローリングには大きく分けて、二種類のフローリングがあります。
「突板(つきいた)のフローリング」と「無垢フローリング」の二種類が存在するのですが、どのような違いがあるのでしょうか?
無垢フローリング
無垢フローリングは、木材をそのまま使用して作られているフローリングです。
木材そのものの質感や色の変化などを楽しむことができる点は、無垢フローリングの特権です。
しかし、変形や収縮の影響を受けやすいというデメリットもあります。
突板のフローリング
突板のフローリングは、木材を薄く加工した素材を合板に張り付けて作られています。
無垢材よりも安価であり、収縮や変形の影響を受けにくいながらも、木材を張り付けているので、表面上は無垢フローリングと同じように木目や質感を楽しむことも可能です。
しかし、非常に薄い木材を張り付けているので、表面に傷がついた際に、中の合板が見えてしまうことがある点がデメリットといえるでしょう。
床材に求められる性能とは?
フローリングメーカーは、以下のような点にこだわってフローリングを作っています。
耐久性
床材は、基本的に一度張ったら張りなおすことがありません。
また、張りなおす際でも、費用と手間がかかります。
以上の点から、「長く使える」ことは、重要だといえるのではないでしょうか。
快適性
質感や足の裏に感じる温度感など、素足で使われるフローリングでは快適性も重要な点です。
また、子どもや赤ちゃんでも快適に、安全に使えなければいけません。
メンテナンス性
床になにかを落としたりこぼしたりすることは、大いに考えられます。
その際に、掃除が大変であったり、シミになったりすることは避けたいですよね。
デザイン性
床は部屋の中で、目に入る範囲が大きいです。
フローリングのデザインが異なるだけで、部屋の印象が大きく変わるので、当然住んでいて気持ちのいい、好まれるデザインにする必要があります。
防虫の必要はある?
突板には、人間の手によって加工された素材が多く使用されていますが、無垢フローリングは天然の木をそのまま使って作られています。
天然の木をそのまま使用していると、虫が湧く心配をされる方もいるのではないでしょうか?
逆に、虫を除けるためにフローリングに薬剤が塗られている心配をされる方もいるでしょう。
フローリングを使う上で注意しなければいけない虫は、「ヒラタキクイムシ」という虫です。
乾燥した木材を食べる虫で、被害を受けた場合、フローリングに小さな穴が開いて、周囲に木くずが落ちている状態になります。
虫害を防ぐために、フローリングには多くの場合、防虫処理が施されています。
しかし、中には、ホルムアルデヒド飛散量が高いもの、薬剤使用量が高いものもあるので、無垢フローリングを購入する際には、薬剤の使用量を確認してから購入するようにするとよいでしょう。
フローリングにこだわるなら注文住宅で
注文住宅であれば、様々な種類の床材から、好みのものを選ぶことができます。
フローリングだけでも様々な素材やデザインから選ぶことができるので、安全面や機能面を高めるだけでなく、インテリアにも大きな幅を持たせることが可能です。
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!