丈夫な家で安心して暮らしたい!家の骨格である「躯体」の種類を紹介!
- 2021/03/14
家の骨格「躯体」
建物を支える骨格部分のことを「躯体(くたい)」といいます。
構造躯体や構造、構造部と呼ばれることもありますが、すべて意味はほとんど同じです。
躯体の「躯」が、からだという意味を持つことからもわかるように、躯体がしっかりしていないと、家を支えることはできません。
自然災害が猛威を振るっている近年。
家の丈夫さ、頑丈さは、以前にも増して重要な要素になってきています。
今回は、代表的な三つの躯体である、木造、鉄骨造、RC造をご紹介します。
この記事を見て、家の丈夫さをどのように確保するのか、知っていただければ幸いです。
三つの代表的な「躯体」
家に関係する話の中で、木造、鉄骨造などの言葉を聞いたことはありませんか?
これらの「~造」というのは、実は躯体の素材によって、呼び方が決まります。
鉄骨造であっても、躯体が鉄骨で組まれているだけで、全てが鉄骨で作られているわけではないのです。
木造住宅における「躯体」
主要構造部が木材で作られている住宅を、木造住宅と呼んでいます。
木造住宅の工法には様々ありますが、多く用いられているのは「木造軸組住宅」という工法です。
「木造軸組住宅」の工法は、柱の間に筋交い(すじかい)と呼ばれる木材を挟むことで耐震性を高めています。
木造軸組住宅は、簡単にいうと、垂直方向の「柱」と水平方向の「梁(はり)」を組み合わせて構成していますが、その間に、斜めの方向に柱をかませることで力を分散させる技術です。
また、構造部に外壁や床板が加わって隙間が埋まることで、さらに耐震性を高めることができます。
以上のように、木造住宅の耐震性は、躯体・木材・外壁・床によって決まるのです。
鉄骨造住宅における「躯体」
鉄骨造住宅とは、躯体が鉄骨で構成されている住宅のことです。
木造住宅とは違い、構造部分の質=耐震性であり、外壁や床は耐震性に寄与しません。
つまり、鉄骨造住宅の耐震性を考える場合、構造部分や鉄製部分にどのような素材を使って、どのような組み方をされているかが重要だということです。
RC造住宅における「躯体」
RC造という言葉、聞きなれない方も多いかもしれません。
平たくいうと、鉄筋コンクリート造のことであり、構造部分の大部分が鉄筋とコンクリートで構成されます。
RC造が一般住宅に用いられることはほとんどありませんが、RC造もまた、構造部分の強度がそのまま耐震性になります。
耐震性を考える上で「躯体」は重要
聞きなれない言葉である「躯体」ですが、家づくりにおいては避けては通れない概念です。
というのも、住宅における躯体の強度が耐震性に大きく反映されるため、躯体の出来によっては、万一の時の耐久性に問題が生じてしまうのです。
特に、地震の多い日本では、躯体及び耐震性にしっかりと向き合う必要があるといえるでしょう。
今まで、耐震性という言葉を耳にしたことがある方は多いかもしれませんが、「躯体」を知らなければ、耐震性について考えることはできないということですね。
このように、家づくりにおける知識をつけることで、いい家づくりにつながるだけでなく、日常生活に役立てることもできるかもしれません。
注文住宅で、家づくりのプロと住宅を建てるのであれば、気になることや知らないことはすぐに質問できますよ。
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