庭を形作る外構って何?理想の庭に近づける外構工事とは
- 2021/03/02
外構とは
家を建てる土地は、最初は何もない状態です。
マイホーム建築の際は、何もない土地(更地)に家だけを最初に建て、そのあとに塀や門、庭など、家の周りの設備を整えるのですが、この「家の周りの設備」のことを「外構」と呼びます。
外構は、単純に景観をよくするだけでなく、防犯やプライバシー確保の面でも重要な役割を果たします。
例えば、住宅密集地において、窓が隣家と向かい合わせになっていれば、お互いにプライバシーが丸見えになってしまいますよね。
しかし、塀や植樹などで視線を遮ることで、プライバシーを確保することができます。
このように、外構工事は、植樹や門扉、塀の設置に加え、花壇や生垣の施工など、家の周辺の環境を整えることによる利便性向上、プライバシーの確保を目的として行われるのです。
外構工事は、近所付き合いや生活の質の確保のためにも、家の引き渡しのタイミングまでに終了していることが好ましいですね。
外構工事について
外構工事は、家づくりのどのタイミングで行われるのでしょうか。
一般的な建売住宅では、外構工事まで終了したうえで販売されていることがほとんどですが、注文住宅の場合、外構工事専門の業者と打ち合わせをすることが必要です。
しかし、ハウスメーカーや工務店によっては、住宅の施工と同時に外構工事を依頼することができるケースもあるので、確認してみるとよいでしょう。
外構工事の打ち合わせまでに、どのような庭にしたいのか、おおまかにでもよいので、決めておくと打ち合わせをスムーズに行うことが可能です。
庭に大きな花壇が欲しい、車を複数とめられる駐車場が欲しい、愛犬と遊べるドッグアランが欲しいなど、大まかなイメージを固めておけば、外構工事のプロがあなたに合った提案をしてくれますよ。
外構工事を住宅の引き渡し後に行うことを、住宅業界では「外構残し」といいます。
外から丸見えで、プライバシーが確保できていない状態で暮らす時間ができてしまうので、外構残しはなるべく避けるようにしてくださいね。
外構=庭も過言ではない
外構は、土地面積の中でも占める割合が大きいです。
また、外構の構造が外構空間の間取りを決めてしまうため、「どのような庭になるか」は外構工事で決まってしまいます。
外構工事の打ち合わせまでに、庭のイメージを決めておいた方がよいというのは、この理由からきているのです。
また、外構に植樹が含まれる場合は、外構工事の際に行われます。
つまり、外構工事が終わってから自分で植えるという順序ではないので、植えたい木がある場合は、外構工事の打ち合わせまでに決めておくことが好ましいということです。
具体的な木の種類が決まらない場合は、「果実の生る木」「きれいな花を咲かせる木」などのあいまいなリクエストでも大丈夫ですよ。
外構を妥協しないために
外構はプライバシーの確保や防犯などの機能面も重要ですが、ガーデニングをはじめとした趣味を楽しむ面でも重要なので、外構の出来は生活の質に直結するといえます。
どのような庭にしたいか、自分のライフスタイルに合わせて外構業者とよく話し合うことが、妥協のない外構工事につながるでしょう。
また、外構工事業者を選ぶ際には、こちらの話に耳を傾け、真摯に希望を聞いてくれる業者を選ぶことが重要です。
わからなければ、信頼のおける工務店に聞いてみて、紹介してもらうことも一つの手ですよ。
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