住宅ローンの審査金利とは?家の質を高める資金繰りについて
- 2021/02/08
住宅を建てる際の資金問題
当たり前ですが、家を建てるには、お金が必要です。
家は「一生の買い物」なので、必要となる資金は多く、ローンを組むことがほとんどでしょう。
加えて、「断熱性能を高めたい」「耐震性を上げたい」などの要望があれば、さらなる資金が必要です。
しかし、「一生の買い物」である家なので、妥協せずに求める質を追求したいものですよね。
そこで、今回は「自分の収入でどれだけのローンが組めるか(どれだけの資金が用意できるか)」という疑問について、ご紹介します。
住宅ローンの借入可能額は、「返済負担率」によって決まります。
「返済負担率」とは、得た収入のうちの何%をローンの返済に充てられるかを決める数値であり、返済負担率の計算に必要なものが「審査金利」です。
返済負担率の計算に審査金利が使われる
住宅ローンのパンフレットには、実際に借り入れを行う際の金利が書かれています。
しかし、「審査金利」は、どのくらいのローンが組めるのかを、返済負担率などに基づいて、金融機関が審査を行う際に使う金利のことを指します。
つまり、実際に借り入れを行う際の金利は「借入金利」であり、審査に使われる金利が「審査金利」であるということです。
なぜ、審査と融資で異なる金利を使っているのかというと、融資後に金利が上昇した際でも、問題なく返済が可能かを見るため、つまりローン破綻を防ぐためにあらかじめ少し高めの金利で審査を行っているからなのです。
金融機関は、希望融資額に審査金利を適用して、年間返済額を計算します。
算出された年間返済額の年収に占める比率が、返済負担率の範囲に収まっていれば、審査が通るのです。
ここで、実際にシミュレーションを行う際の式をご紹介します。
「融資希望額(円)÷100万円×審査金利での100万円あたりの月返済額×12か月=年間返済可能額」
逆に、年収に返済負担率をかけた年間返済可能額から、借入可能額を求めることもできます。
「税込み年収×返済負担率(%)-ほかのローンの年間返済額=住宅ローンの年間返済可能額(円)」
「住宅ローンの年間返済可能額(円)÷12(ヵ月)÷審査金利での100万円あたりの月返済額×100万円=最大融資額」
実際に資金を計算してみることで、どの程度のローンが組めるのかを把握することができるので、ぜひ家づくりに役立ててくださいね。
希望する家にはどの程度の資金が必要?
シミュレーションをした結果、家に自分が欲しい要素を全て実現することが難しいこともあるかもしれません。
なるべく妥協しないためにも家づくりの費用はできるだけ抑えたいものですよね。
そのためにも、自分で情報収集をする中で信頼できる建築会社を見つけ、費用を抑える工夫をするのがよいでしょう。
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!