勉強部屋は必要?間取りの工夫で子どもの勉強場所を確保!
- 2021/01/05
「子どもの住空間」は成長によって変化する
家づくりにおいて「子どものための空間」について考えることは重要だといえます。
なぜなら、子どもは成長によって生活スタイルを大きく変えるため、間取りや要求される家の機能の面で柔軟に家を変化させていく必要があるからです。
つまり、子供の成長に合わせてその都度、間取りの再設計を行う必要があるということです。
子どもが学校に通う年にまで成長した場合、子どもの「勉強」について考える必要が出てきます。
以前は子ども部屋で一人で静かに勉強することが多かったのですが、近年はパソコンなどのデジタル機器の普及の影響から、リビングで勉強する家庭も多いようです。
この「勉強空間」の変化は家づくりにも影響を与えています。
近年のリビング学習について
近年では、子どもの勉強に対して熱心な親も多く、リビングで親子一緒に勉強する家庭が増えています。
テレビでは「東大出身者はリビング学習が多い」ともいわれており、学力アップに良いとされているリビング学習ですが、勉強部屋で学習することに比べて、どのような点が異なるのでしょうか?
リビング学習のメリット
勉強するために1部屋を用意することは難しいので、一人で勉強しようとすると、多くの場合は子供部屋で学習することになります。
しかし、子ども部屋には誘惑が多く、なかなか勉強に身が入らないこともありますよね。
リビングであれば家族の目があり、安心感と緊張感の中で勉強をすることができ、わからないところがあったら親に聞くこともできます。
また、目の届くところで勉強をしているので、子どもの勉強の進度も把握することができるのです。
リビング学習のデメリット
リビングは家族全員が使う場所なので、他の家族が勉強の妨げになることがあります。
他の家族がテレビを見たり、くつろいでいたりすると、気になってしまい勉強に身が入らないということにもなりかねません。
また、勉強場所のメインとしてリビングを使う場合には、学校のプリントや勉強グッズなどの整理に気を配る必要があります。
重要な書類や学校からの配布物などの管理にも注意が必要です。
家族の生活スタイルを想像した家づくりを
子どもがどこで勉強するかによって間取りは大きく異なります。
このように、家づくりは住む方の生活スタイルに合わせて間取りを設計することが重要です。
家族の生活スタイル、将来の家族像を想像して家づくりを行うことで、長い間快適に暮らすことができる家づくりにつながります。
また、子どもの成長には不確定要素も多いので、後から後悔することのないようになるべく間取りの変更ができる選択肢を選ぶと良いでしょう。
「学習机を買ったのに、リビングで勉強していて使うことがない」など、後から後悔することをなるべく減らすことができるよう、パートナーとよく話し合って家づくりを進めていくことをおすすめします。
また、家づくりにおいては、信頼のできるプロに相談することも大切です。
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!