切土と盛土(盛り土)とは?傾斜地における土地選びの注意点 | ミタス・カンパニー

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切土と盛土(盛り土)とは?傾斜地における土地選びの注意点

  • 2020/11/24

切土と盛土(盛り土)は土地選びの大事な要素

皆さんはどのような物差しで土地探しをしていますか?

おそらく、治安、利便性、学区など、様々な要素をくらべながら探すことでしょう。

この中にぜひ追加してほしい要素の一つに「地盤」があります。

では、地盤を選ぶとはどのようなことなのか。

少し専門的な話にはなりますが、今回は「切土」と「盛土(盛り土)」についてご紹介します。

ぜひ、理解して土地探しの際に見落としがないようにしてください。

 

「切土」と「盛土(盛り土)」とは

山間部の多い日本には傾斜地が多く、そのままだと住宅地としての利用が難しいことがあります。

傾斜地で住宅地としての利用が難しい場合、今までは傾斜地を造成し、住宅を建てられるようにして使ってきました。

傾斜地を平たくした土地は造成地といい、土地を切り出して造成した「切土」と、土地に土を盛り足して造成した「盛り土」に分けることができます。

造成の際に、地盤に影響があるかが重要なのですが、切土の場合はもともとの地盤をを切り出すため、地盤の固さへの影響は少ないといわれています。

しかし、盛り土の場合、後から土を足して平坦にしているため、土の固め具合によっては、強度に影響が出る場合があるのです。

また、田んぼや、川、湿地などを埋めるようにしてできた盛り土は、水分が多く、地盤が不安定になりやすいという性質があります。

しかしながら、このような土地地盤の見極めを自分で行うのは極めて難しいので、不動産屋や施工業者から情報を得るようにしましょう。

 

土地探しは慎重に

切土や盛り土などによって、地盤が不安定だと判断された場合、地盤改良を行う必要があります。

地盤改良にかかる費用は数十万~数百万と決して少額ではないので、適切な方法で地盤を改良できる業者を見つけてください。

また、土地にかかる費用が増してくると、建築物を建てる費用が不足してしまうことがあります。

そのようにならないためにも、先に建築物にどの程度の費用がかかるのかを把握しておく必要があります。

以上のことから、土地探しと施工店探しは並行して行うことが望ましいでしょう。

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