家は足元からおしゃれに。家の基礎の「金ゴテ仕上げ」と「刷毛引き仕上げ」について
- 2020/11/18
家の基礎は人間の靴のようなもの
家は「基礎」と呼ばれる土台の上に建っています。
この基礎部分は、家が建てば隠れてしまうと思われがちですが、実は「立ち上がり」と呼ばれる部分は家が建っても地面から上に露出しており、重要な外観部分の一部でもあるのです。
人間にとっても足元は、その人の印象を決める重要な部分ですが、家においても同様です。
上がしっかりしていても足元がパッとしないと、さえない印象を与えることにもなりかねません。
では、この基礎部分をおしゃれにするにはどうしたらよいのでしょうか?
基礎部分の外観は「仕上げ」によって決まります。
そこで、今回は代表的な仕上げの方法をご紹介します。
基礎の「仕上げ」
「仕上げ」はコンクリートを打設した後に行われる、基礎部分コンクリートの表面を加工する工程のことを指します。
打設とは、基礎部分の型枠にコンクリートを流し込む工程のことです。
流し込んだコンクリートが固まってきたら、いよいよ「仕上げ」に入ります。
仕上げには大きく二つの種類があります。
金ゴテ仕上げ
コテの一種である金ゴテを使用して、基礎部分のコンクリートの表面をつるつるに仕上げる工法です。
見た目が美しくなるのはもちろん、コンクリートに亀裂が生じにくくなる効果もあります。
刷毛引き仕上げ
もう一つの工法である「刷毛引き仕上げ」では、あえてコンクリートの表面をざらざらに仕上げます。
デザイン面での話だけでなく、職人さんがコンクリートの上を歩く際にすべりにくくなるので、コンクリートの上を歩く必要がある箇所に用いられることが多いです。
また、刷毛引き仕上げには二種類の工法があり、コンクリート打設時に刷毛を使って表面を加工する「コンクリート刷毛引き仕上げ」と、打設後に刷毛を使ってモルタルで加工する「モルタル刷毛引き仕上げ」に分かれています。
何事も土台が大切
家の外観に注意がいく方は多いですが、意外と見落としがちなのが今回ご紹介した「基礎」の部分。
基礎の仕上げによって家の外観はかなり変わってきます。
コンクリートの扱いに慣れている施工業者であればきっと、きれいな基礎を仕上げてくれることでしょう。
ぜひ、満足のできる施工業者を見つけて、「足元からおしゃれな家」を作ってください。
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!