珪藻土の壁にはカビが発生しやすい?対策と対処方法
- 2020/10/05
塗り壁にはカビが発生しにくい
塗り壁は、クロスの壁に比べてカビが発生しにくいといわれています。
クロスの壁には壁とクロスの間のわずかな隙間が生じ、その隙間にたまった汚れや水分がカビの発生原因となります。
しかし、直接壁に材料を塗ってしまう塗り壁では壁と塗料の間に隙間が生じにくいため、カビが発生しにくいのです。
また、ぬりかべは水分を含みにくいことも、カビの抑制につながります。
しかし、ぬりかべにおいてもカビが発生しやすいといわれているものがあります。
それは「珪藻土」のぬりかべです。
珪藻土は部屋の湿度を快適に保つ機能や、消臭機能を持つことから、壁に塗ることがあります。
ただ、この「珪藻土」のぬりかべが水分を保ったままだと、カビが発生しやすい環境になってしまうのです。
この記事では「珪藻土」のぬりかべを使用中、または導入をお考えの方にカビ発生の対策と予防法をご紹介します。
カビの発生対策
カビは高温多湿な環境を好んで発生します。
つまり、カビを予防するためには、その環境を作り出さなければいいわけです。
ですが、ぬりかべはバスマットやコースターなどの移動可能なものではないので、天日干しをして乾かすことはできませんよね?
そこで、珪藻土の壁を移動せずに吸い取った水分を逃がす方法をご紹介します。
【対策①】換気をする
換気をすると部屋の空気が入れ替わります。
なので、逃げ場を失った珪藻土の中の水分が再び空気中に吐き出され、珪藻土を再びさらっと乾燥した状態にすることができます。
つまり、この換気を適度に行うことで、珪藻土の水分を奪うことができ、カビの対策になるということです。
【対策②】換気システムを導入する
換気をするには窓を開けなくてはいけません。
しかし、雨の日や、暑かったり寒かったりする日に窓を開けたくはないですよね。
そのような場合は、第一種換気システムによる24時間換気システムの導入を考えてみてもいいでしょう。
なぜかというと、吸排気をファンが一元的に行ってくれるこのシステムを使うことで、窓を開ける必要がほとんどなくなるからです。
この第一種換気システムの導入には、ほかにも以下のようなメリットがあります。
・家全体のカビ発生抑制(ぬりかべに限らない)
・冷暖房の効率上昇
・屋内の空気を清潔に保つ
暮らしは「きれいに、健康に」
カビの発生は見た目上の問題だけでなく衛生面でも望ましくありません。
本記事でもご紹介した通り、適切な「換気」によって空気を保つ事が健康上望ましいといえます。
アレルギーやハウスダストといった、現代病への対策としても優秀な換気システムの導入も一度考えてみてはいかがでしょうか。
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!