メガバンク、地銀、ネット銀行の住宅ローンの特徴を比較してみよう
- 2020/08/29
住宅ローンにおける銀行融資の立ち位置とは?
家づくりの設計が終わり、いざ購入。
となると、次に問題となるのは、住宅ローンですよね。
キャッシュで購入できれば問題ありませんが、そういう方ばかりではないでしょう…。
住宅ローンといえば、銀行からの融資を最初に思いつくかもしれませんが、そもそものローンの立ち位置をご存知でしょうか?
住宅ローンには、大きく分けて次の3パターンがあります。
- 公的融資
- 公的協調融資
- 民間融資
公的融資は、住宅金融公庫や財形住宅融資など公的機関が貸し出すローンのこと。
公的協調融資というのは、フラット35で有名ですが、住宅金融公庫と民間の金融機関が提携して行われるローンのことです。
そして民間融資とは、銀行をはじめとして、生保や住宅ローン専門会社のことを指します。
大まかに分類すると、こういった3パターンになりますが、やはり一般的なのは銀行からの借り入れでしょう。
今回は、銀行での住宅ローンの特徴をかんたんに解説していきます。
メガバンクの住宅ローンは安心かつ信用が高い
まず、メガバンクの住宅ローンの特徴は、金利が若干高いものの、メガバンクならではの信用があることでしょう。
審査期間が短いことや、全国に店舗を構えているので、随時相談に乗ってもらいやすいことも魅力です。
審査に関しては、大企業勤務や公務員の方には、金利上、有利になる可能性が高くなります。
また、給与口座や家賃、公共料金の引き落としなどメイン口座として、メガバンクを利用している方も多いでしょう。
そういう方は口座をまとめる上でも、よく利用するメガバンクでの借り入れを検討してもいいかもしれません。
地銀の住宅ローンは交渉次第で有利に
地方銀行は、地域に根ざした銀行であるため、窓口にて親身になって相談してくれます。
最近は、RPA(Robotic Process Automation)システムを導入したりしていますが、基本的には、ローン申込者一人一人をきちんと審査してくれます。
金利は高いと思われがちですが、交渉次第では低金利も実現できるでしょう。
実際には、メガバンクとそれほど変わらない、むしろ安いくらいの立ち位置ともいえます。
地銀の住宅ローンは、見過ごされがちですが、メガバンクよりも柔軟に対応してくれ、かつローン商品も一通り揃っているので、検討する価値はあるかと思います。
圧倒的な低金利を誇るネット銀行
最後に、ネット銀行の特徴は、人件費や店舗の費用がかからない分、低金利を実現していることです。
金利については、メガバンク・地方銀行・信金・農協などと比べても、やはりネット銀行だけは、圧倒的に低いといわざるを得ません。
しかし、デメリットとして次の3点が挙げられます。
- 事務手数料が高い
- 相談ができない
- 自力で申し込みをしないといけない
実は、金利が低いことの裏に、事務手数料が高額というデメリットがあります。
目先の金利だけにとらわれず、「トータルコスト」という考え方で比較することが重要です。
そして、ネット銀行の大きなデメリットは、自力でやらなければならないことです。
もし住宅ローンについての知識が豊富な方であれば、問題ないかもしれません。
ですが、特に申込や契約は、書類も非常に多く、書く項目も多岐に渡ります。
メガバンクや地銀の窓口で記入する際には、担当者が教えてくれたり、書き間違いをしてもその場で訂正印を打つことができますが、自分で間違いに気づくのは難しいでしょう。
自分のペースで申請を進めることができるのは良いですが、少しハードルは高いかもしれませんね。
自分に合う住宅ローンを見つけよう
住宅ローンを申し込む際には、選択肢も多く、どこにすればいいか悩みますよね。
自分が普段から利用している金融機関を選んでもOKです。
とはいえ、どこが安いか比較したい気持ちもあるかと思います。
実は、不動産業者の担当者に聞いてみるのも一つの手です。
家づくりからローンまで一貫して、信頼できる専門家を探すのが良いでしょう。
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!