家づくりコラム
子どもの成長に合わせて進化させよう!学習スペースの作り方
家族の成長にあわせて、ライフスタイルは自然と変化していくものです。
そのため、家づくりでは将来の暮らしを見据えることも大切です。
特に、子どもたちの学びの場である学習スペースは、子どもの成長に応じて柔軟に変えていかなければなりません。
では、どのようにすれば、子どもたちが快適に学び、成長できる環境を整えられるのでしょうか。
今回は、成長する子どもたちにぴったりな学習スペースの作り方について紹介します。
目次
01ー子どもの成長段階に応じた学習スペースって?
年齢によって子どもの学習スペースに求められる機能は変化します。
それぞれの年齢でどのような特徴があるのかみていきましょう。
幼児期(3~6歳)
この時期は、遊びを通じて学んでいきます。
お絵かき・工作などができるスペースを確保することが大切です。
床に座って遊べるようなスペースだけでなく、おもちゃをしまっておく場所も作りましょう。
また、汚れてもお手入れが簡単な床材を選択するのも大切です。
小学生期(7~12歳)
この時期は、学校での勉強が始まります。
そのため、集中して学習できる環境を作らなければなりません。
使いやすい高さの学習机と椅子を設置し、十分な明るさを確保しましょう。
また、ランドセルや学用品の置き場所も考慮に入れる必要があります。
02ー快適な学習環境をつくるための重要なポイント
採光と照明計画
窓は自然光を十分に取り入れられる場所に配置しましょう。
夜の時間帯の勉強を考慮して、目が疲れにくいようにLED照明を設置するのがおすすめです。
デスクライトは左利き・右利きに対応できる位置に設置しましょう。
収納スペースの確保
勉強にはさまざまな道具を使います。
教科書やノート、文具類など、しまうところがなければごちゃごちゃして散らかってしまいます。
すっきり整理できる収納を用意しましょう。
引き出しや本棚は、子どもが届く高さに設置することが望ましいです。
子どもはすぐに身長が高くなるので、成長に合わせて高さを変えたり、勉強量に合わせて量を変えられるような可動式の棚もおすすめです。
03ー成長に合わせて変えられる空間づくりを
子どもの学習スペースは、将来的な成長や変化に対応できるよう設計することが大切です。
例えば、子どもの成長に合わせて机のサイズを拡張できるスペースを確保したり、収納する物が増えた際に壁面収納の高さを柔軟に調整できるような工夫を取り入れるとよいでしょう。
また、兄弟姉妹がいるご家庭では、将来的にそれぞれの個室が必要になった場合に部屋を分けられるような設計も視野に入れておくと、後々のリフォームなどの手間を省くことができます。
間仕切り壁を設けやすい構造にしておいたり、ドアや照明のスイッチをそれぞれに設置できるような準備をしておくのも良い方法です。
04ーICT環境への対応も忘れずに
現代の子どもの学習環境において、パソコンやタブレットの活用はもはや必須と言えるでしょう。
そのため、学習スペースを設計する際には、コンセントの配置とその数、安定したWi-Fi環境の確保も非常に重要なポイントになります。
配線が邪魔にならないような工夫を凝らしたり、複数のデバイスを同時に充電できる充電ステーションの設置なども検討しておくと、機能性に優れた学習スペースになります。
さらに、オンライン学習が一般的になっている現代においては、周囲の音を遮断し、集中して学習に取り組める静かな環境づくりも欠かせません。
間仕切りを設けたり、吸音効果のある素材を取り入れたりするなどの対策も考慮に入れるとよいでしょう。
05ーまとめ
子どもの学習スペースは、成長に応じて柔軟に変化できることが何より大切です。
そして、「学びたい」と感じられる魅力ある空間づくりが、意欲や集中力にもつながります。
注文住宅であれば、子どもの将来を見据えて、間取りや設備を最初から計画的に組み込むことが可能です。
今回ご紹介したポイントをヒントに、ぜひご家族にぴったりの学習スペースを、理想の住まいづくりの一部として取り入れてみてくださいね。
ミタス・カンパニーでは、お客さまの家づくりに関するお悩みのご相談など小さな事でも、ご質問受付・対応を随時しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください!